ヘルパー以外の仕事も重要

高齢化社会がどんどん進んでいく日本において、老人ホームの役割はますます重要になっています。
老人ホームとは、一般的には介護が必要であると判断され、日常生活をひとりで行うことが難しいとされている高齢者が入所する施設のことをいいます。
細かく分けると有料老人ホームや老人福祉施設などが挙げられます。
時間があれば老人ホームの種類について調べてみると良いでしょう。

この老人ホームの仕事というと、おもに施設入所者の日常生活をサポート・補助したり介護をしたりするヘルパーが最も代表的ですが、それだけではありません。
老人ホームを運営するための管理者やさまざまな事務仕事を行う事務員、そして利用者家族と施設とをつなげる相談員などがそれらにあたります。
これらの仕事も非常に重要な仕事であり、施設管理者ならば、どのサービスに力を入れたり、そもそもどのような施設にするのかの方針を定めることになります。
介護施設の事務員は、介護事務と呼ばれている介護にかかわる法整備に照らし合わせてさまざまな税金や医療費、年金に関する手続きを行うほか、介護報酬のレセプト作成、入居費用の徴収なども行います。
このほかにも受付業務や電話対応業務、計画書の作成など多岐にわたっており、資格を有していなければならないこともあります。
相談員であれば、生活相談員などとも呼ばれており、利用者の入居にあたり家族や入居予定者の希望などを聴き取り、受け入れるかどうかの判断をします。
また、入居者やその家族からの悩み相談を受け付けてアドバイスをしたり、施設に対する要望を聞くこともあります。